yui's note

GID(性同一性障害)の治療過程で思ったことの記録を綴っています

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元カノへのカミングアウト ‐5‐

そして、ある程度お腹が満足し、いよいよカミングアウトする時がやっ てきました・・・

「・・・じゃあ、話すねっ」

「うん」

「・・・僕、GIDみたいなんだ・・・・・・GIDって知ってる?」

「知らない・・・」

「性同一性障害・・・知ってるっ?」

「ううん、知らない・・・」

「・・・だから、自分の性別に違和感を持ってるってこと・・・」

「・・・誰が?」

「僕が」

「・・・どうして?」

「どうしてって・・・小さい時から、そう思ってたから」

「・・・・・・」

「お母さんには、もう言った・・・この間の旅行で・・・」

「・・・で、どうするの?」

「今、カウンセリング受けてるんだけど、正式に診断が下りたら手術して女になる」

「!・・・えぇっ!、ちょっ、ちょっとぉ・・・もっとよく考えなよ~~」

「よく考えたよ・・・そして決めた!だから、お母さんに話したんだ・・・かお(仮名)には報告だけしてるんだよ・・・」

「・・・え~、でも、本当によく考えなよね~」

「よく考えたってば・・・」


・・・中略・・・


「本当は、こんなことかおに言わなくてもいいのかもしれない・・・だって、もう一緒になることはないんだから・・・」

「僕が女性になっても、会わなければ済む話だと思った・・・」

「・・・でもね、僕はかおの気持ちの優しさに惹かれて好きになったんだ・・・・・・それは、たぶんかおも同じだと思う・・・」

「単なる男女の関係じゃなく、一人の人間として好きになったんだって気づいた・・・」

「だから僕が女性になっても、同性の友達として長く付き合っていきたいって、強く思ったんだ・・・」

「かおにこの事を伝えるのは、正直結構悩んだよ・・・だって、今まで男として付き合い、結婚式も挙げ、一緒に暮らしていたんだから・・・」

「だから、かおはすごくショックを受けるんじゃないかって思った・・・」

「でも僕は、一人の人間としてこれからもかおと付き合っていきたい・・・女性の先輩としてアドバイスしてほしい・・・だから、話すことにしたんだ・・・」


僕は、彼女の眼をまっすぐに見つめて話しました。

いつもなら、そんな風に話すと何か笑ってしまうのですが、今回だけは不思議と目がウルウルし、声の震えが止まりませんでした・・・


そして・・・

彼女は、僕の想いの全てを受け入れてくれました・・・

僕が女性になったら、共通の友人に会う予定でしたが、二人で話し合った結果、彼女の立場も考え、とりあえずは会わないことにしました。

そして、僕たちは再開を約束し、別れました・・・


帰りの電車の中、僕はすぐにLineのメッセージを彼女に送りました。

以下、Lineのやり取りを載せて、終わりにしたいと思います。



「お疲れさまっ(⌒‐⌒)

今日は、ホントにありがと~o(*⌒―⌒*)o

・・・でも、内心かなりショックを受けていると思います。

・・・ゴメンね、僕の独りよがりで・・・

これから、一時的に男でも女でもない体になってしまうけど、完全な女性なったらまた会って、色々とお話を聞かせてくれたら嬉しいです。

まだまだ女性のことに関しては初心者だから・・・

一応、手術は再来年の春くらいを予定しています。

気をつけて帰ってねっ(*^^*)

おやすみなさい(^^)」



「私に言ったから(?_?)

沢山食べて元気出して(^^)」



「たくさん食べたら、太っちゃうでしょ(*^^*)」



「少しくらい大丈夫だよ(*^^*)

こちらこそ、話してくれてありがとうね。

なんでも聞いて下さい(^^)」



「理解してくれて、僕は本当にいい人恵まれてるって思った。母にしても、かおにしても・・・

これからもよろしくねっ(^.^)

あと、彼氏早く見つけてねっ(*^^*)」



「どういたしまして(^-^)v」



・・・そして後日・・・



「お疲れさま~(^^)

お昼に、この間貰ったパンを食べました。

おいしかったよ(⌒‐⌒)

あと、クッキーも開けました。

素敵なプレゼントありがとうo(*⌒―⌒*)o」



「どういたしまして~(*^^*)

またご飯食べようね(⌒‐⌒)」



かお・・・本当にありがとう・・・そして、これからもよろしくお願いします・・・



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[ 2013/06/19 21:10 ] カミングアウト 親友へ | TB(-) | CM(0)

良いカミングアウトの方法

私は最近、母と元カノにGIDのカミングアウトをしました。

今日は、その経験を踏まえて「こうしたら成功しやすいかな~」って感じる状況を書こうと思います。


●時期

クリニックで正式にGIDと診断された時

医療機関での正式な診断書は、相手を納得させる大きな武器になると思います。

ちなみに、私の場合はカウンセリングの途中でしたが・・・


●場所

旅先・ドライブ先等

相手も感情のある人間です。

旅先・外出先でなくても、できるだけ精神的に落ちつける場所が良いと思います。


●時間

夕食後

お腹も満足し、相手の心が一番おおらかになっている時を狙うのが良いと思います。

どうして夕食なのかと言うと、夜なので外も落ちついた雰囲気を演出していると思うからです。


●話し始め

大きく深呼吸し、まず自分の気持ちを落ちつける

そうすることで、ゆっくりと丁寧な話し方ができると思います。


●話し方

順序立てて、ゆっくりと丁寧に話す


●話の内容

重要なのは、自分がGIDと診断されたことを伝えること。

これまでの自分の気持ちや経緯を、事細かに伝える必要は無いと思います。

もし、それを聞かれたら、専門家に全て話していると言ったほうが良いかも・・・

なぜなら、相手は知識が無い人がほとんどだと思うからです。

余計な先入観で話がこじれないように、なるべく簡潔に話した方が良いと思います。

また、将来のビジョンをしっかりと伝えましょう。

例えば、SRS(性別適合手術)をする場合なら・・・

・ホルモン摂取から手術に至るまでの、大まかなスケジュールと費用

・ホルモンを摂取することによる、体の変化や副作用

・手術後のケア

・性別変更後の仕事と生きがい

・親類や友達、近所へのカミングアウトの有無etc・・・


大した内容ではありませんが、これからカミングアウトされる方への参考になればと思います(*^^*)



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元カノへのカミングアウト ‐4‐

雨の新宿・・・久しぶりに会う彼女は、以前と変わりありませんでした・・・

お互い、顔をジ~っと見て、その後、ほんのりとした笑顔・・・言葉を交わすことはなく・・・

・・・これが、つき合ってた頃からの待ち合わせスタイル・・・

「ちょっと~、また痩せたんじゃないっ、ちゃんと、ご飯食べてるの~?」

「いいんだよっ、ちゃんと考えてるんだから」

「・・・って言うか、大事な話って何?超気になるんだけど・・・」

「後で話すから・・・」

「え~、でも私がびっくりする話でしょ?まさか彼女ができたとか・・・それとも仕事のこと?気になるから早く教えてよ~」

「うるさいな~、しつこいと嫌われるぞっ」

「・・・でも気になる・・・って言うか、洋服買いなよ~、色褪せてるじゃん。それに、何かいっつも同じ服着てない~?それに、これって冬物じゃないの~?」

「服には興味ないから、いいのっ」

「ダメだよ~、後でユニクロで買いなよっ!わかった?」

「ヤダッ、買わないっ」

「それに、髪もいい加減切りなよ~」

「いいんだよっ!」


・・・と、まぁ、色々とダメ出しをされちゃいましたが、そんなやり取りを交わしながらレストランへ・・・


僕には作戦がありました。

カミングアウトは、お腹がある程度満足した段階で始めようと・・・

お腹が空いている状態だと、食べる方に意識がいってしまい、話に集中してもらえないと思ったからです。

また、二人ともお酒はあんまり飲まないので、酔わないし・・・


カクテルといくつかのメニューを頼み、食べ始めると次第に彼女の話題の矛先が変わり、職場の話やグチの話になっていきました。

僕は、まず彼女の話したいことを、先に吐き出させてやりたいと思っていたので、結果的に良かったと思います。

そして、ある程度お腹が満足し、いよいよカミングアウトする時がやってきました・・・



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[ 2013/06/17 21:10 ] カミングアウト 親友へ | TB(-) | CM(0)

元カノへのカミングアウト ‐3‐

突然ですが、今週木曜日の夜、都内のレストランの個室を予約しました。

・・・そこで、元カノにカミングアウトします・・・

彼女に「大事な話があるから、個室を取ったよ」って言ったら、「なあに?もしかして復縁??ハッキリ言うけど、それは考えてないから!」と言われました。

ちょっとシャクにさわったので「それは、僕も絶対にありえないからっ!」って、応戦しちゃいましたけどねっ(*^^*)

・・・それはさておき、当日は母の時と同様、真剣に・・・でも落ち着いて、ゆっくりと、自分の言葉で話そうと思っています。

良い結果になるといいな・・・



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[ 2013/06/15 21:20 ] カミングアウト 親友へ | TB(-) | CM(0)

皆さんへのカミングアウト ‐14‐

これは、私と心の中にいるもう一人の私の会話です。


●前回は、すごい告白をしちゃったね~
・・・で、それからはどんな過程を経たの?

私、社会人になってからは、ほとんど独り暮らしなのね。

だから、女装するのに苦労はしなかったんだ~

だけど、現実的には性転換はおろか、親へのカミングアウトさえも絶対にできないって思ってたのね。

だから、男として生きていくしかないって・・・女装なんかしてちゃいけないって、強く思う時が度々あって・・・

・・・だから、特に引越の時とかは、新たな気持ちになりやすいから、そのタイミングで全部捨ててたんだ・・・

しかも、その時買った洋服は、通販じゃなくって全部女装ショップのだったから、今まで捨てたものの合計金額は相当なものだと思う。

●え~、もったいないな~
なんで、安い通販を利用しなかったの?

だって、通販会社に本名を知られちゃうじゃん。

私、本名を知られるのが嫌だったの。

●でも、その洋服を君が着るとは限らないでしょ。
例えば、同居の彼女がクレジットカードを持ってないからとか・・・プレゼント用とか・・・いくらでも理由付けはできたと思うんだけど・・・

でも、もしかしたら「この人、まさかコッチ??・・・」って、思われるかも知れないでしょ。

それを考えちゃうと嫌だったんだ・・・

●でも、女装ショップで店員さんと顔を会わせるのも嫌じゃなかったの?

女装ショップは、女装を理解してる人が店員さんな訳だから、まだマシだよ~

通販はそうじゃないじゃん。基本的には純女さんが対象じゃん。

●なるほどね~
話は変わるんだけど、今回なんで、お母さんにカミングアウトしようと思ったの?

うん・・・私、女の子になりたいって、ずっと思ってた・・・でも、現実的には無理に決まってると思い込んでた。

だから、それなら男として幸せにならなきゃいけないって思った。

そんな時に、私を好きになってくれた女性が現れたんだ・・・

・・・で、その時私思った・・・どうせ、女の子になれないんだったら、私がGIDかもしれないことを一生隠して、普通に結婚して、子供を作って育てるのも悪くないかもって・・・

だから、躊躇なく付き合い始めて、結婚までしたんだ・・・

・・・だけど理由があって、結婚生活は破綻しちゃった・・・

で、半年位、廃人のようになった・・・

でも、何とか立ち直って、もう一度新しい恋人を探そうとしたんだ・・・だけど、その時にはもう女性と結婚しようとする意欲がなくなっている自分に気づいたんだ・・・

・・・そんな時、私が小さい頃から感じていた「女の子になりたいっ!」っていう気持ちが、再び頭角を現してきた・・・

そして、私の気持ちは一気に性転換へと傾いた・・・

それでも、GIDのカウンセリングを受けるのは、結構悩んだよ・・・だって、本名を言わなきゃいけないんだからね。

元々、私は本名を知られるのが嫌だったから、なおさら躊躇した。

・・・でも、それでも「一歩踏み出さなきゃ!」っていう気持ちの方が勝って、勇気をふりしぼって電話した。

それからは、もうトントン拍子だったよ・・・

もう、私の気持ちを抑えられるものは、何一つなかった・・・



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[ 2013/06/15 21:10 ] カミングアウト 読者の方へ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

ゆい

Author:ゆい
こんにちわ、ゆいといいます (^.^)


小さいころから性別への違和感を感じながらも

「親を悲しませるんじゃないだろうか?」とか「親の期待に応えなきゃ!」とか...

いろいろ思い悩み、なんとか治療をしないで生きていける方法を探っていました。

でも、もし治療をしなければならなくなった時に、慌てることのないように手術費とかも少しづつためていました。

・・・で、そのうち精神不安が重なったことなどがキッカケで、治療をする決心をしました。


そして2015年にSRS(性別適合手術)をして、とりあえずの治療は終えることができました。


私にとってGID(性同一性障害)は生きていくための障害になっていました。なので、まずそれをなくしたいという一心だけでした。

だから、治療を終えた後も達成感とかそういうのはなく、これからの不安とかで頭がいっぱいでした。



このブログは、MtFへの「準備」という名の根を張り続けた記録を残しています。



【治療経歴】

2012年

7月
・ブログを書き始めた

12月
・GIDの治療を始めることを決めた

2013年

1月
・ジェンダークリニックへ通い始めた

5月
・ 親へカミングアウトをし、GID診断後はSRS(性別適合手術)までの治療を受けることを伝えた

6月
・親と話し合って、SRS後は親の戸籍から抜けることにした

10月
・ジェンダークリニックよりファースト診断書を頂いた

11月
・女性ホルモン注射を始めた

12月
・ジェンダークリニックよりセカンド診断書を頂いた

2014年

1月
・ジェンダークリニックよりホルモン同意書を頂いた

3月
・上行結腸ガンが見つかった

5月
・上行結腸ガンの手術をした
・会社の役員にカミングアウトをした


6月
・会社側の条件に従って、職場の上司にカミングアウトをした

9月
・会社側の条件に従って、職場の同僚にカミングアウトをした

10月
・仮のRLE(実生活経験)を始めた

12月
・ジェンダークリニックにて身体意見書が完成した

2015年

3月
・渡航中の食事環境に慣れるため、タイ料理を食べた
・今までの感謝の気持ちとして、家族を夕食に招待した

4月
・ガンの精密検査で異常がないことがわかった
・SRS(性別適合手術)の日にちが決まった

6月
・ジェンダークリニックより英文の診断書を頂いた
・タイのガモンホスピタルでSRSを受けた

7月
・分籍をして親の戸籍から外れた

10月
・職場復帰しRLEを始めた

2016年
6月
・家族と再会し、実家へ戻ることが許された

8,9月
・戸籍上の変更をした(改名、改性)

10月
・クレジットカードや水道光熱費等の改名手続きをした
・元の性別を知らない友達ができた

2017年


3月
・会社を退職した

4月
・元の性別を誰も知らない会社で働き始めた
・趣味の活動に参加し始めた

7月
・元の性別を知らない男性とつき合い始めた

http://www.rakuten.co.jp/kireidelab



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